とある講師のホンネ

フリーの講師。国・数・英・理を指導中。東大卒。現在は家庭教師中心ですが、大人の文章教室なども開いています。

高校受験

子供が辞書を好きになるゲーム

今日は、先日思いついた「辞書を好きになるゲーム」をご紹介します。 タイトルは「子供が」となっていますが、中高生も大いに活用できるゲームです! 前置き)なぜゲーム形式が良いか 1)辞書ゲーム 2)和同開珎・漢字クイズ 3)このゲームをやるときの秘…

我が子をつぶす親:受験ギャンブルで苦しんでいる親御さんへ

今回は「わが子にここまで強いる私はおかしいのではないか」「悪いとわかっているけどやめられない」方向けの記事です。 教育関連BBSやそのほかSNSを見ていると、「受験ギャンブル」にハマっている親御さんは大きく2つに分けられるなと感じました。 ・この…

教育虐待 やめてみたら うまくいく

このところ、教育虐待関連の記事が多くなってきましたので、ここらで一度「なぜ私が教育虐待にこだわるのか」を整理しておこうと思います。 ・教育虐待をやめると、かえって子供が伸びることを知ってほしいから ・単純に「見ていられない」から ・幸せと学歴…

家庭教師の選び方(1)~センターのサイトはここを見るべし~

以前、こんな記事を書きました。 ・本気なら5年生でセンターに「予約」するべし ・個人契約はお互いリスキー ・ベストは先輩ママの紹介 mikoto2020.hatenablog.com 今回は「どのセンターを選ぶか」での意外な盲点を書きます。 1)まずは、目的を絞ろう 2…

「ミス」をどう防ぐか(2)~具体策編

ミスというものについて、心構えや日常生活の改善余地についてはこちら。 mikoto2020.hatenablog.com 今回は、主に算数/数学のミスを防ぐTipsを書こうと思います。一つでもご参考になればよいのですが。 1)問題を音読する 2)問題に必ず線を引きながら読…

「ミス」をどう防ぐか(1)~心構え編

ミス。 これに頭を悩まされたことのない人は皆無に近いのではないでしょうか。 かくいう私も、もちろんその一人。 私の場合は「テストでのミス」はほとんどないのですが、日常のミスがすさまじかったです…。好奇心が強く、常に前のめりで生きてきたので「後…

「できる子」と「できない子」はここが違う(2)~丸付け、概算~

(1)は↓に書きました。 mikoto2020.hatenablog.com 関連する記事はある程度まとめて書くよう心がけていますが、書下ろしの本を書いているわけでもないので、散発的になってしまう点はご容赦ください。 今回は、「丸付け」「概算」の2点について書きますね…

伸ばす親、つぶす親(2)~講師との関係~

前回は、主に親子の関係について書きました。 mikoto2020.hatenablog.com 今回は「家庭教師との対応」に絞って書きます。つぶす親についての話がメインです。比較対象として、伸ばす親がどういう対応かはそれぞれ末尾に書きますね。 1)つぶす親は、話が長…

低学年から塾に入れることのリスク(2)~「先取り」は無意味

「小4からでは席が取れないかも」という不安から、あるいは「先取りさせれば有利」という完全に間違った考えから、大手塾の低学年枠が瞬間蒸発の勢いで埋まっているそうですね。前回は、低学年に限らず「塾が勉強のすべてになることの大きなリスク」につい…

低学年から塾に入れることのリスク(1)~「塾ズレ」

中学受験の過熱ぶりはとどまるところを知りません。 驚いたことに、いまや「席取り」のために小1~2からサピックスに入れるご家庭も多く、そのため早々に低学年枠は締め切りになってしまうとか。 でも、ちょっと待ってください。そもそも、サピックスの代…

受験ギョーカイは「証券会社の営業」

ギャンブルがなぜ人を引き付けるか。 それは「勝ちが100パーセントじゃないから」だそうです。 ご存じの方も多いかとは思いますが、ネズミやサルに「レバーを押すとおやつが出てくる」装置を与えると、驚くべき結果が出たそうです。 レバーを押すと必ずおや…

伸ばす親、つぶす親(1)

最初に断っておきますが、これはあくまで経験談です。家庭教師が同時に担当できる上限は、15人前後じゃないでしょうか。一人が週に複数コマ取ると、さらに減る。そのため、私は現在11人。それ×年数がのべ人数になりますが、私の場合「小学校から大学受験まで…

鶏口か牛後か

鶏口となるも牛後となるなかれ 人生の最大の悩みどころの一つですよね。 どっちを選ぶかは、その生徒のキャラ次第かなと考えてます。 受験においては、多くの生徒、いや、生徒本人より親御さんが「少しでも偏差値が高い学校に」「滑り込みでもいいから入れた…

「できる子」と「できない子」はここが違う

いささか煽情的な、自分では嫌いなタイプのタイトルをつけてしまいました(汗 文字だけ見ると、できる子は素晴らしく、できない子はダメな子、みたいに見えますよね。もちろん、そういう意味ではありません。なんか、こと勉強に関しては変な気を遣わなければ…

「記述問題が苦手」の意外な原因と、その克服法(2)

前回は、記述問題が苦手な原因を考えました。 今回は、そのトレーニング方法を考えたいと思います。 「本文が正しく読めていること」が前提です。記述で点が取れない原因が「本文を理解できていないため」な場合、まず、対話を通じて本文を正しく読むトレー…

「記述問題が苦手」の意外な原因と、その克服法(1)

「うちの子、記述問題が苦手で…」とお嘆きの貴兄。 「文章が下手だから点が取れないんだよね」と悩む受験生のみなさん。 みなさんは、もしかして「記述力」の低さのせいで記述問題ができないと思っていませんか?ズバリ、それは勘違いです。 記述問題関連に…

「『よく読めばわかる』はウソ」はウソ!

受験、とりわけ中学受験といえば算数!という感じですよね(苦笑 書店にいけば一目瞭然です。 中学受験はもとより、大学受験ですら、「国語の棚」は算数・数学・その他もろもろの教科より圧倒的に参考書が少ないです。 同様に、我々家庭教師業界でも、国語教…