家庭教師ブログは営業を兼ねている場合が多いようで、そのせいなのかあまり教師の本音は見られないように思います。みんなもっと本音書けばいいのに。
このブログはいまのところ備忘録のためにひっそり書いているので本音ベースで書きます。講師も人間。おだてたり過度に下手に出る必要はありませんが、せっかくなら気持ちよくやってもらったほうが、結局お子さんの「得」になるのではないでしょうか。
我々プロですから、相当嫌な気分にさせられても最低限ギャラに見合った分は仕事しますが、気持ちよくお仕事できる相手に「プラスアルファ」をしてしまうのは自然なことかと思います。
あくまで私の場合ですが、「これは…地雷かもしれない」と委縮し、ベストパフォーマンスできないのは次のような場合ですね。
・一方的に親の方針に従わせようとする
・子供の態度が常識の範囲外(タメ口、寝転ぶなど)
・損をしてなるものかと「サービス残業」を要求する親
・変更、キャンセルが多い
ほかにもいろいろありますが、とりあえずこんなところですね。
とりあえず、今回は「指導方針のズレ」について書きます。
私はほとんど経験ないんですけど、「親の言う通りに講師がやってくれなかった」でキャンセルになることがあるようですね。
まあこれはケースバイケースですね。
講師にスキルが不足してるケースがあることも否定しません。
ただ、「親御さんの考えるように動く講師」が欲しいなら、プロ講師ではなく学生バイトのほうがいいと思います。
プロ講師といえどピンキリではありますが、「これで10年食えている」講師なら一定の信頼はできる。そのプロ講師が「この子には、今はこのやり方がいい」と思ったなら、たぶんそれは一理あるはずです。
「自分の教え方を変えられない(そのほうが楽)」というプロ講師もいますから、そこは見極めが難しいですけどね。
だいたいの場合、こうした祖語が起きるのは
「親が子供の能力をはるかに超えたことを要求し、一方講師側は『基礎からやり直したほうがいい』と判断している」ケースが多いように思います。
また、焦りのあまり、次から次に違うことを要求されるご家庭もあるようです。つまり、親御さんが方針を決めているようで「ブレ」ているわけですね。次から次に方針が変わっては、講師も生徒も振り回されていいことありません。
急がば回れ。
基礎をやり直したことで「間に合った」子は多いです。
私は講師=医者だと思っています。
ヤブなら、人気にはなりません。
人気がある講師のやり方を、いったんは信じてみてもいいのではないでしょうか。