年々増えてます、すぐキレる子。
私は基本的にどんな生徒でも、それぞれの原因に合った対処はできます。
できますが。
それでも内心「勘弁してほしい」と思うのがこの「キレる生徒」です。
キレやすい子は会った瞬間にわかります。
その子達のうち、たいていの子は授業を1~2度やると「この先生は違う」「面白い!」となって、まるで人が違ったように勉強し始めます。このタイプは、それまで親から点数だけで評価されて鬱憤が溜まっていただけで、正当に評価してあげればやる気を取り戻します。
一方、いつまで経ってもキレる生徒は存在します。
そうなると、こちらもとりあえず「地雷を踏まないように」が最優先になります。それって、本人にとって一番損だと思いますけどね。
でも、見過ごせないほどになったらシバキます(言葉で)。
「いつまで大人にご機嫌とってもらえると思ってんの?」と。
何かあるとすぐキレる子っていうのは、つまるところ幼児性が抜けていないんです。
問題が解けなくてキレる、そのときに「自分に対して」キレてるなら問題ありません。
その「キレ」が明らかに他人に向かう子っているんですよ。
自分がやるべきことをやってないだけなのに、他人にキレてどうする(苦笑)。
小6にもなって、他人に不貞腐れた顔を見せることが恥ずかしくないのか?
ましてや中高生をや。
ま、恥ずかしくないからキレるんでしょうけどね。
「他人にそういう顔を見せるのは恥ずかしい」という躾をされていないんでしょうね。
仏の顔も三度まで。
授業開始して3か月くらいまでは様子見ますけど、その後も感情をコントロールできずキレる子は、本来は受験どころの騒ぎじゃないと思います。躾けなおしをしていただきたいところですね。私ははっきり言っちゃうけど、多分、我慢してる個人講師のみなさん多いんじゃないですかね。ご愁傷様です。
でも、躾けなおしを望むのが無理かな。
何か月たってもキレる子っていうのは幼児性が強くて、思い通りにいかないときに人のせいにする子。
そういう子が講師に対してキレても、親が講師に謝れないんだもん、推して知るべし。
そういう親がどういう対処してるかっていうと、「勉強してもらえなくなると困るから」まさに虎の尾を踏まぬように接してますね。いや、逆だろう(苦笑)。
勉強より先にアンガーマネジメントを学んだほうがいいと思うので、親御さんにはそう伝えますけど、この手の子の親御さんに限って「成績さえ上がればいい」から聞く耳持ってくれないし。
たぶん、そうい親御さんって「金払ってる以上、講師側から切られることはないだろう」とタカをくくってるんでしょうけど、世の中そんな甘くないです。
キレる子のご機嫌取って勉強していただいても、加齢とともに唯我独尊が強化されるだけで将来はなかなか厳しいものがあると思っておりますが、いやはや。
幼児性が強い子は基本的に「伸びにくい」ですし、もし仮に「伸びてしまった」としたら、幼児的な攻撃性を宿したまま「学歴という武器」を手に入れてしまうわけです。
くわばらくわばら。