とある講師のホンネ

フリーの講師。国・数・英・理を指導中。東大卒。現在は家庭教師中心ですが、大人の文章教室なども開いています。

教育虐待

伸びない子の「家」は床が見えない

もちろんすべてに当てはまるわけではありませんが、伸びない子のお宅は「床が見えない」ことが多かったですね。 家の広い狭い、とは別の問題です。 まあ確かに家は広いに越したことはありません。自分の場合は、居住空間が狭いと頭の中までごちゃごちゃして…

ドラマにおいて「毒親」が許されてしまう不気味さ

ドラマにはよく「毒親」が出てきますね。でも、その毒親がきちんと断罪される展開って少なくないですか? コロナ禍で、以前はほとんど観なかったテレビドラマを見るようになりました。私らの仕事っていわゆるゴールデンタイムが就業時間なので(笑)、テレビ…

「やればできる子!」は禁句

あなたは『やればできる子』なの!」と我が子に言ってませんか? それ、禁句です。 「二月の勝者」の中で最高の毒親・今川理衣沙ママ。 「吉女は無理」という理衣沙に向かって「あなたはやればできる子なの!」と般若の顔で迫ります。もうほんと、理衣沙はグ…

伸びる子、伸びない子の違い(2)算数の伸びしろ見極めポイント

「伸びしろ」は、現在の偏差値とは関係ないです。特に中受の場合。 あの特殊な世界は、先取りしてればそれなりに点は取れます。 でも「先取り」で利益の先食いしていた子たちが5年後半あたりから地滑りしていくケース。これは「向き不向き」を見誤った結果…

我が子をつぶす親:受験ギャンブルで苦しんでいる親御さんへ

今回は「わが子にここまで強いる私はおかしいのではないか」「悪いとわかっているけどやめられない」方向けの記事です。 教育関連BBSやそのほかSNSを見ていると、「受験ギャンブル」にハマっている親御さんは大きく2つに分けられるなと感じました。 ・この…

大人の目が4つは多すぎる、ましてや…

一人っ子だと、どうしても両親の目が集中してしまいますよね。 兄弟姉妹がいると、そちらが叱られている間に「しめしめ」と一息つけたり、「父ちゃん母ちゃんの地雷は何か」を学んだりできます(笑)。 私は一人っ子ではないので想像するしかないのですが、…

教育虐待 やめてみたら うまくいく

このところ、教育虐待関連の記事が多くなってきましたので、ここらで一度「なぜ私が教育虐待にこだわるのか」を整理しておこうと思います。 ・教育虐待をやめると、かえって子供が伸びることを知ってほしいから ・単純に「見ていられない」から ・幸せと学歴…

もしかしてそれ「教育虐待」?

受験ギャンブルに取り込まれて我が子を潰さないためにはどうしたらいいか。 一言で言うと客観性。 つまり「いま自分がわが子にやっていることを、自分が夫/妻/会社の上司からやられたらどう感じるか?」「いまの私を他人が見たらどう見えるか?」という視点…

「母親の狂気」の正体(1)~「二月の勝者」のウソ

人気中受漫画「二月の勝者」の冒頭に、難関校に受かった小学生に向かって「自分の実力だと思いあがるな。君らが難関に受かったのは『母親の狂気』と『父親の経済力』だ」と言い切るシーンがある。 いや、まずいでしょそれ(苦笑)。 漫画を盛り上げるためだ…

二月の勝者のウソ~「一発勝負だからフェア」は真実なのか?

中学受験を選択する理由は人それぞれですが、その中に「公立では内申が勝負だから不公平」というものがありますね。人気漫画「二月の勝者」の黒木先生の演説にもあり、あの漫画の中で父兄たちはそれに魅了されていました。果たしてこれは真実なのでしょうか…

伸びる子、伸びない子の違い(1)~小学四年生で将来が決まるのは残酷なのか?

9歳の壁という言葉はご存じの方も多いでしょう。 ドイツでは小4でざっくりとした将来のコースが決まるそうですが、9~10歳であることは偶然ではないと思います。 小4くらいで、だいたいは学力の伸びしろはわかってしまう。これは、小学生を教えたこと…

伸ばす親、つぶす親(2)~講師との関係~

前回は、主に親子の関係について書きました。 mikoto2020.hatenablog.com 今回は「家庭教師との対応」に絞って書きます。つぶす親についての話がメインです。比較対象として、伸ばす親がどういう対応かはそれぞれ末尾に書きますね。 1)つぶす親は、話が長…

低学年から塾に入れることのリスク(2)~「先取り」は無意味

「小4からでは席が取れないかも」という不安から、あるいは「先取りさせれば有利」という完全に間違った考えから、大手塾の低学年枠が瞬間蒸発の勢いで埋まっているそうですね。前回は、低学年に限らず「塾が勉強のすべてになることの大きなリスク」につい…

「ドラゴン桜」の功罪

最初に断っておきますが、私は「ドラゴン桜」の大ファンです。何度読んだかわからないし、何度泣いたかわからない(笑)。 「ドラゴン桜」からは青少年への真の愛情を感じますし、エールを送ってらっしゃるのだとわかります。「ドラゴン桜」を読んだ人たちの…