とある講師のホンネ

フリーの講師。国・数・英・理を指導中。東大卒。現在は家庭教師中心ですが、大人の文章教室なども開いています。

【和文和訳】という勉強法はいかが?~国語・現代文を「テキトー」に済ませている諸君へ~

今日はちょっと嬉しいことがありました。 「ミコトの授業を受け始めてから、学校の授業を面白く感じるようになった!だから学校の授業も馬鹿にせず真剣に受けるようにしたら、たくさん『発見』があった!」 と言われました。 コーチ冥利に尽きるとはこのこと…

「正しい予習」の仕方

以前書いた記事にご質問をいただき、あらためて読み直してみました。 mikoto2020.hatenablog.com いささか舌足らずだったような気がしますので、自分の考えを整理するために再度掘り下げてみたいと思います。 1)小学生の場合「解法予習(先取り)」は逆効…

「当たり前」を増やそう~塾の勉強に全振りする前にするべきこと

先日、ひどく体調を崩し病院に行く羽目になりました。 検査で半日入院することになりましたが、運悪く隣の病室の子供が大変に騒がしく(汗 病室でバネ仕掛けのミニカーをがしゃがしゃと走らせ大声をあげながら走り回るのを聞くのが辛いと感じたのは私の心が…

下の子の方が「できる」のは当たり前。

1か月以上も空いてしまいました(汗)。 日々考えることは多く、毎日心の中でブログ記事を書いていたようなものですが、なぜかアップできず。 またマイペースで書いていこうと思います。 さて、前回記事に嬉しいコメントをいただきました。 mikoto2020.hate…

日能研のテストとテキストはかなり良いと思う理由。

中学受験の塾選び。 Youtubeやブログなどで比較されていますが、なんというか…比較するポイントがどれも「大人基準」だなあと残念に感じることが多いです。 親御さんが気にされるのは、まずは合格実績、ついで年間費用かな。 次が、親の手間がどれだけかかる…

「勉強すれば可能性が広がる」のウソ

中受をやっていると、よく親御さんから言われます。 「中学受験をして(少しでも良い学校に行ければ)可能性が広がるので」と。 ま、ほとんどは本音を隠してるだけだと感じていますが。 本音は「少しでも偏差値の良い学校に行ってほしい」。 でも、それを子…

鶏口か牛後か2~牛後に何を求めるのか?

ようやく2022の中受も一段落ですね。 1日前後のバタバタの間も書きたいことはどんどん増えていったのですが、想いがつのるとかえって書けないパターンで、ようやく落ち着いてブログに戻ってきた次第です。 以前、鶏口と牛後について記事を書きました。 miko…

「机を蹴るサ〇講師」はなぜ炎上しないのか

一応伏字にしました(笑)。 いや~、中受の過熱凄いですね! 校舎によっては小1でもキャンセル待ちらしいですね! ここで一句「そんなにいそいでどこへいく」。 だからなのか、ちょっと最近の塾講師って勘違いしてるな~と思う事例をしばしば耳にします。 …

こりゃダメだ

私は生徒は見切りません、絶対に。 でも、失礼ながら親御さんを見切るときがあります。 今日はそんなお話。 私は中学受験から大学受験、さらに社会人の方まで教えていますが 中学受験のサポートのギャラは倍もらいたくなってきましたね(笑 中受は親対応のカ…

「こんなはずでは…」にならないために

前回は、ちょっと辛辣すぎたかもしれません。 まあ、事実ではあるのですが。 mikoto2020.hatenablog.com なぜ↑のような辛辣な記事を書いたかと言うと 現5年生や、はたまた現3・4年生の子供の教育虐待や親御さんのストレスを少しでも減らせればという想い…

「こんなはずじゃなかった」となる理由は○○です

新年あけましておめでとうございます、という言葉を書くのもお恥ずかしいくらい間が空いてしまいました(^^; 本番が近づき多忙だったこともあるんですが、本番が近づくにつれ「中学受験、ここがおかしい」という想いがふつふつと沸き、かえってブログが書けな…

「『かわいそう』と言うな」と言うな

ドラマ「二月の勝者」が終わり、ちょっとホッとしています。 このドラマは原作と同じく「『中学受験は素晴らしい』一色」だったからです。 たかがドラマに…と思われると思います。 たとえば野球漫画や野球ドラマで「球界の闇」は描かないでしょう。 エンター…

「発達障害は偏差値で埋めればいい!」は危険

おかげさまで、11月に新年度予約が次々と入り早くも2022年は満了になりました。 来年は無茶振りな中受案件がなく、望み通り中高校生指導に戻ったのでホッとしているところです。 今日は、以前からずっと引っ掛かっていたことを書きます。 近年、とみに増え…

「『二月の勝者』はゴールがたくさんあるからいい」という誤解~結局ゴールはひとつ

以前、こんな記事を見ました。 「東大一辺倒の『ドラゴン桜』に比べて、『二月の勝者』は子供の数だけゴールがあるからいい」というものでした。 私は、残念ながらそれは違うと思います。 「二月の勝者」は結局、御三家、いえ開成&桜蔭をベストゴールとする…

東京は子育てに向いていないんじゃないだろうか

過熱する一方の中学受験の指導をしていて、日々思うことがある。 それは、東京という特殊な街は、子育てには向いていないんじゃないかということだ。 理由はいろいろあるんだけど、一言で言うと 「〇〇をしていい場所」が非常に細かく決められているというこ…

動画中毒の子供たち~「ウチは大丈夫!」は危険

ここ数年「子供が動画中毒で困る」という相談が急増しています。 (「ウチは大丈夫!」は残念ながら通用しません。これは最後に書きます) さて、急増している相談とは。 たとえば もう6年なのに、隙あらばタブレットでYouTubeを見ている、取り上げると暴れ…

猫に受験させますか?

いささか挑発的なタイトルになっておりますが、誤解なきよう。 もちろん「お子さん=猫レベル」と言う話ではございません(笑)。 犬や猫、小鳥、ハムスター、はたまたハリネズミなどなど。 同居動物(造語です。ペットや愛玩動物と言う言葉が好きではないの…

「親」は「親」をかばうんだなという感想~「翼の翼」

昨日の続きです。 「翼の翼」、親が狂気に取り込まれていく過程や、親同士のマウントの取り合い、私立に行かない子を過剰に見下げる描写など、非常にリアルだっただけに、ラストに納得いかない思いがくすぶっています。 読後、思い出されたのが「次男を投げ…

「翼の翼」~子供を潰しておいてカタルシスに浸る大人たち~

読みました、話題の「翼の翼」。 非常にリアルでしたね。 でも、私はこれに「感動」したくはない。 翼の翼 作者:朝比奈 あすか 光文社 Amazon ネタバレしない程度にご紹介しますと、「わが子が頭がいいと思い込んだ親が子供を潰しかける話」ですね。 いや、…

来期から中受指導を辞めようと思う(3)

辞めようと思う、というか、もう辞めることを決めたんですが(笑)、一応過去記事っぽいのがあるのでタイトルをそろえてみました。 年々、「勉強に向いてない子」が中受させられるケースが増えているように感じます。 よく、やる気がどうのこうの言うじゃな…

「ドラゴン桜」と「二月の勝者」の違い

この両者は、題材がともに受験ということもあって、よく比較されているように思う。 最近、この2作品には根本的な違いがあると感じた。 それは「子供本人の物語かどうか」という点である。 「ドラゴン桜」は、終始、桜木先生が「人生を変えろ」「お前の人生…

「二月の勝者」のウソ(4)~「有名中に行くのはサッカーでプロになるより簡単」という欺瞞

始まりましたねえ、ドラマ。 念のため書いておきますが、あの作品を貶したいわけではございません。 楽しく、時に涙しながら読んでおります。 ただ、やはりいろいろウソがございまして、まあ漫画ですからそこに目くじら立てる気はないのですが「あれを本気に…

「サピは復習主義」?騙されています(^^;

サピックスは復習主義。だからテキストを事前配布しない。 うん、それは、サピがTAPから上位層を全部引き抜き、「御三家用授業」だけをやってこれた時代なら通用しただけの話。 何度も書いてますが、「『初めて出会う概念』をその場で理解できる子」ってどれ…

来期から中受指導を辞めようと思う(2)

前回の続きです。 今すぐは難しいけど、辞めると決めたら物凄く気が楽になった。 昔やっていたように、中学生高校生の指導に戻りたいが、都心だと難しそうだなあ。 都心はもはや中受一色と言っても過言ではないので。 家買い換えたばかりだけど、郊外に引っ…

来期から中受指導を辞めようと思う

中受はスッパリと今期限りにしようかと考え始めました。 まあ、正確には、数年先まで予約が入っているので、それが終わったら、ですが。 理由は、ストレスが半端なくなってきたからです。 以前の記事にも書きましたが、年々「受験どうこう以前の生徒」は増え…

中学受験は〇〇が9割~「親ガチャ」の真実

流行りましたねえ、あの本(遠い目)。 個人的には苦手ですね。 知り合いの東大生はみな懐疑的ですね(かなりマイルドな表現に変えております)。 あのアホな本のせいで中受ゴリゴリになっているご家庭が増えている現実を憂いています。 中受時点では「遺伝…

「モラハラ子供」の奴隷になる親たち

DV気質の子供がいる、と言ったら驚かれるでしょうか? 私は、このブログでは再々「教育虐待」について書いています。 前回の記事では「親ガチャは事実」とまで書いています。 mikoto2020.hatenablog.com ですから、もしかしたら「いついかなるときも子供が正…

「親ガチャ」は事実なのに大人はなぜ憤るのか?

最近流行の「親ガチャ」と言う言葉ですが、この業界の人はみんな感じてたことなんじゃないかな。 でも、大人たち、とくに親御さんはこの流行り言葉が大嫌いみたいですね。 子供が「親ガチャ」という言葉を使う動機も場面も様々だろうに、脊髄反射でキレてい…

コロナ禍で買って良かったもの(1)生活編

コロナ禍で授業はすべてオンライン化し、ほぼヒキコモリの生活になりました。 その中で、買って良かったものを備忘録として書いておきたくなりました。生活編と勉強編に分けて書いてみようと思います。 まず、生活の大きな変化と、それぞれについて買って良…

子供の特性を受け入れられない親(1)~よくしゃべるのに国語ができない子

この仕事、好きでやってますし、自分には一番合っている仕事だと思っています。 ですから、その仕事だけで食っていけるどころかキャンセル待ちが多いくらいの状態を日々ありがたく思っています。 それでも、心が折れそうになるときがあります。 それは、生徒…